[フォートワース(米テキサス州)/ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米大統領は17日、エネルギー省のペリー長官が年末までに退任すると明らかにした。

ペリー氏を巡っては、トランプ大統領が来年の大統領選の政敵に対する調査をウクライナ大統領に圧力を掛けた疑惑で、同氏がどのような役割を担っていたかを調査するため、米下院の3委員会が召喚状を出していた。

トランプ氏はテキサス州でのイベントで、ペリー長官の退任意向を以前から知っていたことを明らかにし、「リック(ペリー氏)と私はこの半年、話し合ってきた。もっと早く退任すると思っていた」と発言。「後任は決まっている。近く発表する」とした。

後任は、過去数カ月に複数の国際エネルギー会議に出席しているブルイエット副長官になるとみられている。

エネルギー省は現時点で取材に応じていない。

ペリー氏を巡っては、11月に辞任を発表する見通しだとメディアが報じていたが、同氏は今月、辞任する計画はないと否定していた。

トランプ氏弾劾に向けた調査を進める下院3委員会は10日、ペリー氏に召喚状を出し、18日までに関連文書の提出を求めていた。

ペリー氏は、エネルギー長官に就任するまで、長年テキサス州知事を務め、2016年の大統領選ではトランプ氏と共和党候補指名を競った。

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