[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツ経済省は17日、2020年の国内総生産(GDP)成長率見通しを4月時の1.5%から1.0%に引き下げると発表した。ただ、ドイツ経済が危機に直面しているわけではないという。

19年のGDP成長率見通しは引き続き0.5%とした。

アルトマイヤー経済相は声明で「ドイツの経済情勢は現在、分断されている。ただ、現時点で見通しが低調だとしても、経済危機の恐れはない」と指摘。輸出型産業が貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱などを巡る不確実性によって圧力を受けているが、国内経済は良好さを維持しているとした。

また「国際貿易の進展における最悪期が間もなく到来する」とした。