法人所得、過去最高73兆円 税額はピーク時の7割
コメント
注目のコメント
1989年と2018年の実効税率(国税プラス地方税)を比較しても,1989年は約51%であるのに対して,2018年は約29.7%と大幅に引き下げられています。
ただ,主要先進国は基本的に法人の実効税率を引き下げる傾向にあり(現時点で,フランス,ドイツ,米国もだいたい日本と同じくらい。イタリアは24%),同様の状況は海外でも生じています。企業の34%が黒字申告。申告額は73兆で過去最高を5年連続で更新。でも税収は12.8兆で過去最高だった1989年度の18.6兆の7割程度。
ちなみに消費税増税で見込まれる税収が5.6兆。なかなか悪意を感じる見出しですね。
租税特別措置法の影響、決算上赤字で納税していないケースの影響、日本の高税率を逃れ海外に拠点を移した企業の影響、地方税である事業税の状況など、もう少し関連情報含めた客観的な情報提供、調査報道を期待したいところです。
でないと世論をミスリードしてしまうと思います。