巷のOMO論で抜け落ちがちな本質は「意味の置き換え」だ 『アフターデジタル』藤井さんと語る
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コメ兵 藤原義昭さんの対談シリーズ。今回は、『アフターデジタル』著者のビービット藤井保文さんとOMOの話。ただし、テクノロジーの話ではなく、いかに「自社の強みを見出し→デジタルに置き換え→連続的なシナリオを描くか」という内容になっていると捉えています。
「データが経営にもマーケティングにも必要だ!」と言い出して、何でもデータを集めようとするのは無能です。自社の強みに近いデータから集めて、広げていけば間違いないでしょう。
また、藤井さんのメルカリや、中国でのスタバ→ luckin coffee→スタバの話は面白いだけでなく、自社の強みから流れていく連続的なユーザーのシナリオ(ストーリー)を感じることができました!
コメ兵 藤原さんの対談シリーズは、内容が深すぎてぜひ本にしていただきたいです。
後編はコチラです。
https://eczine.jp/article/detail/7074藤井さんアフターデジタル本のその後のスタバの話は面白いですね。
「らしさ」を新たに出てきた手段に適応させるには、新しい手段を学んでさらにいちどきに「新しいものを作る」ということなので、そもそも「らしさ」武器がなければならないし、なにが「らしさ」として人々に受け入れられているのか深く理解していなければならないし、そしてなにより、なかなかうまく行かなければ価値を捉え直したのか迎合したのか迷いが生まれる。踏み出しはまだ簡単。やっぱりだめとか違ったとか言い出す人も出てくるし、そのときにどうするのかがかなり難しい。スタバがデリバリー始めたことで、luckin coffeeに奪われたシェアを盛り返しているのが興味深い。やはり利便性だけの追及には限界があり、特に顧客との接点についてはブランドや世界観をきちんと定義していく必要がある。
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きっとスタバ内で、ユーザーがデリバリーを求めていることはわかるけれど、「サードプレイス」という価値を崩すのかといった議論はあったはずです。それを崩すというか、「デジタルでのサードプレイスの提供」といったものに再定義したのではないかと考えられます。そして最近は、イートインスペースのない、スタンド型のスタバも増えてきました。「サードプレイス」なのに、席がない店を作るってすごいことですよね。