【最先端】日本初のアフリカ専門ファンドの冒険(前編)
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アフリカの可能性を感じさせる記事。
アフリカ大陸全体の人口は約13億人、中国やインド1カ国と変わりませんが、2030年には25億人まで増えると言われていて、今後マーケットのプレゼンスは間違いなく高まります。
アフリカ全土の平均年齢は21歳です。今後「ナイジェリアのホリエモン」のように若手成功者が多く出てくるのだと思います。
アフリカでは、物流Uber以外に、救急車版Uberなど、独自の社会課題を解決するスタートアップが次々と登場していますし、日本が完全に遅れをとってる電子決済に至っては2008年から既にあります。
アフリカ大陸を世界最後のフロンティアと呼ぶのはもはや時代遅れかも、、、
注目のコメント
「僕ね、彼のことをアフリカのホリエモンって呼んでいるんですよ」。アフリカ専門のファンドを運営している経営者のインタビュー中、そんな話が飛び出して、そのキャッチーさに思わず記事のタイトルに使ってしまいました(笑)。とにかくめちゃめちゃ優秀で、超生意気ということです。しかし、すごい速さで伸びている。
アフリカでは平均寿命がぐっと延びていること、そしてスマートフォンが一気に普及したことで、これまで「空白地帯」が多かった医療インフラ部分に最先端のテクノロジーがなだれ込んでいます。そこで活躍する起業家やサービスは、どれも日本ではちょっと想像がつかないものばかり。
「血液のUBER」、「医薬品のドローン」、「1日10円単位のマイクロ保険」、「未来のトラック物流」、「歯科医特化型イーコマース」、「モバイル遠隔診療」まで。いまアフリカ起きているイノベーションは、日本人の前提をガラッと変えてくれるインスピレーションにあふれています。取材後、近いうちに必ずアフリカ(とりわけ東アフリカ)に行かねばと思いました。自分が写った写真がでてきてびっくりしました。これは今年の8月の横浜での写真ですね。
生意気という感じは特にしなかったですが、新興国のスタートアップが損得を速攻に判断し、利用できる人とそうでない人を見極めて付き合っていこうとするのは当然な気がします。こちらにも、選んでもらう理由がいる。日本企業がスタートアップに投資する際は、資金だけでなく、こちらが成長のために何を提供できるのかプレゼンできる必要があります。アフリカの企業はまだアジアをよく知らないので、まだ「アジア進出を手伝う」みたいな言葉も使えます。
なお、ナイジェリアの政策金利は13.5%。市中の貸出金利は17.5~20%くらいかと思います。「血液ドローン」やトラックを持たない「物流トラックのUber」は、携帯電話がアフリカにもたらした、伝統的な方法をすっ飛ばす、所謂リープフロッグ現象ですね。寡占により金利が高騰しているとのことで、それだと企業はファクタリングなどによって回収リスクを避けることも難しいでしょう。。車や携帯のディーラーやメーカーの販売金融やリース業者が増えれば高金利の銀行に頼る必要もなくなってくると思います。