「利益率最大の取引」を90%以上の確率で発見--東芝、金融取引マシンの実証機を開発
コメント
注目のコメント
これ、高度なアルゴと勘違いしてる方もいるようですが、裁定取引です。要するに誰でも勝てる早い者勝ちロジックを超高速で実行してまっせというだけなので、スパコンの性能自慢と同じ事です。
シュミレーテッド分岐マシンは、
ハミルトン方程式による、古典分岐マシンを組み合わせる
事により、イジングモデルを、
シュミレーテッドで通常のコンピュータで解けるように
した物です。
ここに上げているのは、その具体例であり、
イジングモデルにマッピングすれば、渋滞解消
問題等も解けます。
即ち汎用的な物です。
量子コンピュータではありません。
ですが、エネルギーが安定する方向に収束する
物理現象を、分岐させて並列に解いているので、
極めて高速で、スーパーコンピュータ等の方式とは
全く違います。
汎用的とはいえ、イジングモデルを作成するには
高度な知識を必要とします。
また、ここで挙げた、高速取引きや、
金融ポートフォリオについても、制約条件等の
課題はあります。
しかし、巨大な資金を必要とする量子コンピュータ
を使う前に、現実的な問題を解決しながら
解くべき問題を理解していく事が、量子コンピュータ
世界を現実にすると考えています。詳細は分からないが、金融系アルゴリズムの課題は「他社も同じ戦略をとった時にどういう結果になるのか」。
クオンツ運用戦略はバックテストをして結果が出たものを使う。ただ相場が同じように動くわけでもない(過去に損失が出ていたものが次には利益を出す可能性もある)し、また結果が出る運用戦略は他社も模倣する。そうやってマーケットが効率的になるともいえるし、超過利益の機会は消えるとも言える。