阿蘇市と阿蘇火山博物館、データ連携プラットフォームで災害対策と観光振興を両立させたサービスに着手
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注目のコメント
こちらの取材に同行させていただきました。
この事例の面白い取り組みだと思うポイントは、観光と防災の両立にあります。
そして状況に応じて、システムの使い方を切り替えることを可能にしているのが、データ連携プラットフォームFIWAREです。
多くの街に関するシステムは、システム個別で独立しているかと思いますが、ここで得られるデータはそのシステムに必要なものに限られます。
しかし、様々なセンサーデータ、カメラデータ、システムに入力されたデータなどが全て1つのプラットフォームに乗ることで横断的なシーンへの活用が可能になります。
システム同士も繋いでいけば様々なデータ項目が集約されます。
もちろん、集約してみて違う項目名でもデータの内容が同じであった場合は寄せる調整や、逆もまた然りです。この壮大なデータ項目の設計がもっとも大変な作業であることはエンジニアの方々なら容易に想像できますよね。
さて、そういった地道な調整、設計を重ねて出来上がったのが今回の事例です。
この取材で印象的だったのは、プラットフォームはオープンである必要があるというところでした。スマートシティに限らずではありますが、一企業の独占が果たしてマーケットを成長させるのか、という疑問に対してチャレンジされる姿勢に感銘を受けました。
誰が儲けるか、ではなくみんなでいかにして豊かなマーケット成長を遂げるかという考え方は、日本にまだまだ足りない視点だと感じます。