日本経済30年の低迷は「中小企業神話」の妄信が引き起こした - DOL特別レポート
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注目のコメント
とても興味深い記事。
しかし、
「何が生産性向上の障害になっているのか。それは、「中小企業」です。つまり、日本では中小企業が全体の99.7%を占めていることが、大きな障害になっています。だから、日本の生産性を高めるためにも中小企業崇拝は止めるべきなのです。」
とありますが、中小企業の割合については他の国も似たような感じです。2016年3月の三菱総研の統計調査によれば、アメリカの中小企業割合は99.7%ですし、ドイツは99.5%となってます。一概に中小企業の割合が障害になっているとは言い難いです。
ただ中小企業の雇用者数については、日本約70%、アメリカ約48%、ドイツ59%となっており、大企業で働いている数で差がありそうです。
参考データ
経産省
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/h29_pdf_mokujityuuGaiyou.pdf
三菱総研
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2016fy/000524.pdf生産性向上の望めない中小企業はどんどんつぶすべし、というご意見で驚きました。
社長を務める小西美術工芸社は、総従業員数74人という典型的な小企業です。しかも、仕事の内容は美術品の修復というとても生産性の向上が期待できるものではありません。
実は、日本にはこのような会社は多いのではないでしょうか?
和紙製造、手術機械製造、和菓子製造、包丁製造などなど。
いったい、どうしちゃったんでしょう?