トルコ、シリア北部への攻撃継続 停戦要求圧力高まる

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• 小泉 悠

  東京大学 先端科学技術研究センター 准教授

  ・2019年10月16日

  イドリブ攻略が進んでいる中で北東部もアサド政権の支配下に戻るとなると、結局アサドとロシアがシリアの大部分を手に入れることになりそうですね。トルコは一定の緩衝地帯を確保してクルド勢力の分断と難民の吸収を図るというところでしょうか。
  しかも今回のトルコによる侵攻作戦では米仏軍への偶発的な(ということになっていますが)攻撃まで発生しており、西側陣営からのトルコの孤立化はさらに進みそうです。となると旧オスマン帝国空間におけるロシアの声存在感がまた増しそうですが、果たして。