ウィーワークの社債急落、JPモルガン主導での支援望むとの報道
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注目のコメント
ついこの前は神のごとく崇拝されていたかと思えば、今日は悪魔のごとく嫌われる。世の評価とはあてにならないものですね。
ためしに2年前のNPの特集記事とピッカーコメントを見てみましょう。
https://newspicks.com/news/2281915/
WeWorkのビジネスモデルに冷静に疑問を投げかけていたのは占部さんくらいです。
結局、社会的事象においては、「専門家」と呼ばれる人たちの未来予測も、今見えている事実の線型外挿でしかないケースがほとんどなのですね。自然と異なり絶対的な法則がない政治、経済やビジネスにおいては、専門家の未来予測は、耳を傾けるべきではありましょうが、信じすぎないほうがよさそうです。だから僕は、個人資産運用は、専門家(トレーダー)の「予想」に委ねるよりもインデックスファンドが一番だと思うのです。
ちなみに、自然科学においては、時間発展する法則を現在の状態を初期条件に時間積分することで根拠ある未来予測ができます。100年先の日食も正確に予想できますし、予想が2年で変わることもありませんよね。しかるにむしろ自然科学についての方が専門家の予測を信じない人が多いのは不思議です。地球温暖化を信じない人、代替医療を信じちゃう人などです。科学リレラシー後進国のアメリカでは地球が丸いことを信じてない人すらいます。どのような人間心理が裏にあるのか気になります。
ちなみによく混同されますが、技術は科学とは別物で、経済と同じくらい未来予測が困難です。かつ、技術の進歩は経済や政治に大いに左右され、経済や政治も技術革新に影響を受けます。不確定性の増幅装置みたいなもんです。ですから僕みたいな技術者の未来予測も信じすぎない方がいいですよ。WeWorkが本格的におかしくなってきたのは、ソフトバンクから一桁上のファイナンスを得た2017年以降ではないかと思っているのですが、違いますか?
最初の頃は普通のベンチャーらしくケチケチやっていたし、日本を含む全世界大拡張が始まる前、私が自分の使うコワーキングを探していた頃には、サンフランシスコのちょっと危ない地区の古くて汚いビルをうまくレトロモダンに改装、狭いがチープシックなサービス、というふうに見え、一生懸命やってるベンチャーなのだな、という印象でした。その後できた新しいオフィスは、急に、豪華な高層ビルに広くて豪華な内装、無料ビールなど贅沢な感じになっていて、「え?」と思ったものです。
なので、2017年時点でのピッカーの評価を責めるのは酷だと思います。WeWork自身が、過剰なおカネに酔って、変わってしまったのだと思います。色んな思惑がうごめきリーク合戦w 最終局面にきてる。さてどうなるか。最終的にSBGしか手を上げないと思うな。リスクが高すぎる
ウィーワークは経営権をソフトバンクグループに握られることにつながる救済策よりも、JPモルガン・チェース主導で進められている約50億ドルの資金調達パッケージが望ましいと考えている。協議中のパッケージの構造や条件は投資家の関心次第で変わり得るという。