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本年度のノーベル経済学賞に関する記事をnoteで公開しました。受賞者たちの研究業績や関連書籍、その社会的な影響などにご関心のある方はぜひご参考下さい!
極めて科学的なアプローチというのが分かる。社会的に意義があって科学的アプローチが可能で結果に普遍性(と大きな波及効果)が期待できるようなトピック(研究のネタ)を見つけられるかどうかがノーベル経済学賞受賞への一つのアプローチかもしれない。

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「なぜ研究者たちはフィールド実験を選択したのか。例えば、より多くの教科書を持つことが生徒の学習成果に与える影響を調べたいのであれば、単に教科書へのアクセスが異なる学校を比較することは有効なアプローチではない。学校はさまざまな点で異なっている可能性があるからだ。裕福な家庭は子供のためにより多くの本を買うのが普通である。また、成績は、本当に貧しい子供が少ない学校の方が良いだろう。これらの問題を回避する1つの方法は、比較される学校が同じ平均的な特性を持つことを保証することである。これは、比較のためにどの学校をどのグループに置くかを偶然(ランダム)に決めることによって達成できる。これは、自然科学と医学における実験の長い伝統の根底にある古い洞察である。従来の臨床試験とは対照的に、ノーベル賞受賞者は、個人が日常の環境でどのように行動するかを研究するフィールド実験を用いてきました。」

「一つの重要な問題は、実験結果が外部妥当性[訳注:external validity = 外的妥当性]を持つかどうか、言い換えれば、結果が他の文脈に当てはまるかどうかである。ケニアの学校での実験結果をインドの学校に一般化することは可能だろうか。専門のNGOや公的機関が、健康改善を目的とした特定の介入を実施すれば、状況は変わるのだろうか。実験的介入が少数の集団からより多くの人々を含むように拡大されるとどうなるか。介入はまた、介入グループ外の個人にも影響を及ぼすのだろうか。なぜなら、彼らは希少資源へのアクセスから締め出されているか、あるいはより高い価格に直面しているからである。受賞者はまた、外部妥当性の問題に関する研究の最前線に立ち、クラウディング・アウト効果やその他の波及効果を考慮した新しい方法を開発した。実験と経済理論を密接に結びつけることは、行動の基本的パターンがより広い文脈に関係することが多いため、結果を一般化する機会を増やすことにもなる。」
安田さん、凄い!感謝。

社会科学がリアルなフィールド実験や人間を中心においた数理的検証を重要視するようになるのはいいことですよね。人間や社会の行動の解明について自然科学以上にリアルのデータによって発展していくのではないでしょうか。臨床型というよりNetflix型ですね。

貧困と聞くと「私たち以外」と考える人も多くいるようです。今回もアジアからノーベル経済学賞が出たようですが初代受賞者だったアマルティア・センの主張からすれば、私たち日本人の多くは貧困です。

伝統的に経済学が追求してきた富や所得の増大では貧困解消とならず、人々の持つ能力が何かしらの制約で抑制されている全ての状態を貧乏と言わず幸福を追求する経済学は発展しないと。私は今回の受賞のアプローチ法については素晴らしいと思いますが、貧困というテーマ自体に関しては先進国における貧困がより好みです。

松下幸之助が「産業人の使命は貧乏の克服である」と言うので、自分なりに貧乏について調べたところ、多くの先進国は貧乏だと思うのです。「私たちのくらす先進国では貧乏はもうなくなりましたが、まだまだ世界の発展途上国では貧困は存在し・・」という記述をまだまだ見ますがリアルをあまりにも無視しておりいろいろ突っ込みどころ満載です。

先進国の多くの人が時間を売ってお金に替えたり、健康を売ってお金に替えています。それが深化すると幸せを売ってお金に替えるという行動になります。人間は本能を理性でコントロールする力も弱く、また長期の繁栄より短期の人参に行動が優先するようプログラムされています。幸せを最大化する均衡点で人間行動が落ち着くよう市場は機能しません。貧乏はまだまだそこにあり、物質的な富のみならずこの解決策を水道の水のごとく豊富に供給する使命はまだまだ生きていると思うわけです。

私は当然伝統的な経済を優先にしてないと言うのではないです。経済システムの提供コストにおける人間比率を限りなくゼロに持っていきたい(無理ですけど)だけです。この産業革命が後に歴史書に載る時は、経済活動をデジタルで走らせることを完了した時でしょう。
ついさっき発表のノーベル経済賞の
非専門家でもわかりやすい公式解説を
阪大安田先生が日本語訳化!

しかも日本語でわかる参考文献付

この速度大変ありがたい!!
今年度のノーベル経済学賞についての安田先生による解説。
邦訳部分が多いですが、このようなわかりやすい邦訳は普通できません。そしてこのスピードでの公開。大感謝です。
大阪大学安田先生による今年のノーベル経済学賞の解説。大変わかりやすかったです。そして「Poor Economics」これから読みます。
安田さんならではの読みやすい解説です。