このJobs to be doneの実装・伝達手段はいくらでもあるので、これをできるかできないかの差や、買った時実装されているかいないかの差ではなく、これを古くに購入した全ての顧客のクルマをネットワーク越しに限界費用ゼロで拡張できるか否かの差が大きい。テスラは出荷済みの数十万台の顧客に去年これを一斉配信し、その後も進化させている。後にソフトウェアで変化することを前提に機能とUIを分離設計するので、オートハイビームなどの専用のハードウェアコントローラはない。本来自動運転用に設置されたカメラはAIの知能書き換えによって運転能力を進化させることもあれば、ドラレコにも駐車中見張り番にも、こうした自動ハイビームにもなる。汎用コンピュータに専用ソフトを組み合わせて、従来の専用ハードウェアの機能を代替する。コンピュータ的な進化が入り込んだ業界ではプラットフォームとアプリケーションのイノベーションサイクルが全く異なるため、互いをアンバンドリングしそれぞれに最適化した価値の実装と顧客への届け方、対価回収の仕方を再構築する必要がありますね。
アウディのコレ、スゴいなと思います。
HDマトリクスLEDヘッドライト
https://technology.audi.co.jp/?id=hd_matrix_led_headlight
それに、これだけの機能に対してNVIDIAとAI…システム全体でのコストは、いかほどになるのでしょう?
「機能/コスト」を考えると、ユーザーに対しての魅力は、どうなんでしょう?非常に安いコストで導入できるのであれば、すばらしいですが。
※個人の見解であり、所属する組織、企業とは全く関係ありません。