リチウムイオン二次電池の基礎知識と歴史をちゃんとおさえる【ややムズ】
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注目のコメント
記事で紹介している本は、リチウムイオン電池の劣化メカニズムのNewmanモデルについても言及していて価格の割に専門的です。
一般の方が読んでも何のこっちゃと思う確率が高いですが、電子回路上のブラックボックスとして電池の状態を電流や電圧で把握する等価回路モデルに対して、電池内部を化学の速度論と平衡論を使って明らかにしようとする試みもあることが理解出来るはず。
全般的に日本語で書かれた電池の本は充実していると思います。吉野先生のノーベル賞受賞を契機に、特に学生の方は安価なので手に取ってみても良いかもしれません。
また、こちらの吉野先生がラジオ番組で話した内容をまとめた本も、プロジェクトX(プロフェッショナルでなくてw)を彷彿させて面白いですよ。
●NHKカルチャーラジオ 科学と人間 電池が起こすエネルギー革命 (NHKシリーズ)
https://www.amazon.co.jp/dp/4149109737
さらに全固体電池なら、こちらが安くてオススメです。
●全固体電池入門
https://www.amazon.co.jp/dp/4526079391太陽光発電パネルは、発電効率が低くても面積を大きくすればその分発電できるので、コスト÷(発電効率×面積)の投資勝負になり、中国勢にもっていかれた
対して蓄電池は、車載は容量密度と充電時間、定置はサイクル寿命と充放電用途など、機能の評価軸が多様ながら、材料や設計の共通化による規模の経済が働く側面も大きく、どんな市場になるのか非常に気になる
いずれも住宅向けの設置業者は同じなで、パネルと蓄電池の組合せに加え、電力や住宅とのだきあわせ、ターゲットとなる消費者とリーチの仕方、中古品の所有権と再利用など、競争環境と生態系が入り乱れる
安全性と寿命と用途で、レピュテーションリスクと比較サイトでの優劣がつき、知る人ぞ知るローカルでの局地耐久戦がすすむ、マクロとミクロ視点が必要な商材
ノーベル賞と災害を背景に、注目は一定あびるけど、ここで頭ひとつ抜けるような意思決定ができる会社は日本にいるのかな