ゼロ成長とゼロ金利が地銀を苦境に追い込むのはなぜか
コメント
注目のコメント
ゼロ成長だと、一般企業の売り上げは前年並みですが、銀行は取引先が「利益を使って借入を返済」してしまうので、貸出残高が減ってしまいます。つまり、銀行だけが縮小してしまうのです。
縮小を避けようと金利引き下げ競争が起き、一層銀行の決算が厳しくなる、といった事も起きているようです。「顧客に提供出来る付加価値がない」というのが、銀行の苦境の本当の(長期的な)原因でしょう。今まで、大した価値の無いサービスに対して規制業種特有の収益を得てきたが、これが限界に来ている。加えて、ゼロ金利は短期的な要因のはずでしたが、意外に長期化しそうで地銀(だけではありませんが)の状況は大変に厳しい。
将棋で言うと「詰んでいる」地銀に、きれいに投了して貰うのがなかなか難しい。