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コメント
注目のコメント
人は、より、楽で即時メリットのあるもを選んでしまうもの。手元で即時に短期的な楽しみを提供されるスマホには抗えないですよね。でも大好きな人との会話に夢中な時にはスマホ見ないでしょ。そっちの方が楽しいから。
ユーザー側は、中長期的だったり多少手間がかかってもより楽しくメリットのあるものにシフトしてかないと、根本的には次の「インスタントな中毒」に代替されるだけな気がします。。もう少し依存症がどのように発生するのかというところに踏み込むと良いのかなと思いました。その意味で、この記事の踏み込みは、甘いと言わざるを得ません。
ある意味で、依存させる側も、依存させる構造に依存している、ということをもっと鮮やかに切り取る必要があるように思えますし、様々な知見が反映されていません。
依存症は「自己治療」として考えるというのが(薬物やアルコールなどへの)依存症ケアの領域では常識になりつつあるようなのです。
つまり、非常に困っていることがあるのだけれど、それに向き合うことが一人では困難なので、手っ取り早く自分一人で解決できる簡単な解決行動として依存が生じます。
大変売れている芸能人が依存症になった事例が有名ですが、この場合も、面白いことをやらなければならないというプレッシャーで気持ちが落ち込んでしまったのをなんとかしたかった、と語っていました。
参考までに。「田代まさしさんが語る、薬物依存症の実態と必要な支援とは?▼TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」2016年12月14日放送分」
( https://www.tbsradio.jp/96008 )
この記事の中では、
「スマホ中毒の人々は、なぜ行列に並んでいるときにスマホをいじっていないと落ち着かないのか。彼らが何を恐れているのかを解明する必要があるとイヤールは言う。」
と書いてあります。この点が大事かなと。
なお、依存症については、松本先生の諸々の著作がとても参考になりますので、参考までにご紹介します。
松本俊彦ほか『つながりから考える薬物依存症』大修館書店
( https://www.amazon.co.jp/dp/446926850X/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_mqsPDbQQR4TSB )
なぜ依存が生じるのか、単に個人の内側の脳の機能や意志や能力、気合いの問題ではなく、もっと関係的に発生します。その点に踏み込んで欲しいと思いました。スマホ依存性に対する見解。テクノロジーが悪いのではなく、個人の行動に問題があるという。行動を変えるべきだと。
スマホを道具として使っていると思えば、問題ないでしょう。アプリ依存症というのは、たしかに問題があるかもしれません。