ワタミ渡邉社長、「88歳までやる」宣言のわけ
東洋経済オンライン
91Picks
コメント
注目のコメント
国会議員になるために退職され、国政に進出しだけれども、成果が出せなかったから辞めて、民間に戻るというところまでは一定の納得感があります。
ただ、その戻る先が上場企業であるワタミさんで、88歳までやるという発言もされる、というところに、どれだけの賛同が得られるのかに注目が集まりますね。
経営者が「方針転換」や「気が変わること」は、良くあることだと思いますけれども、今回のワタミさんの動きは些か異質に見えます。
記事中に渡邉社長のコメントとして「ほかの人がワタミのビジョンを描くのはやはり難しい。創業者じゃなければ発想できないのかな」と書かれていますが、結果としてそういう体制にしてしまったのも渡邉社長です。
非上場オーナー企業であれば結構ある話なのですが、ワタミさんは上場企業であり、ステイクホルダーの多くは永続企業をのぞんでいるでしょう。
東証1部上場企業であれば、夢を語るだけでなく、永続企業としてどうありたいか、渡邉社長属人体制から永続企業体制に今後どのように転換していくのかの絵図を、今から示していくことが大切な局面にも見えます。年齢は関係ないと思いますが、創業者でないとワタミのビジョンを描けないという発言は、上場会社の経営者として適切ではないと考えます。仮にそうだとしたら、そのような組織を創ったのも創業者という事になりますし、長期で応援したいと思う株主もいなくなるのではと思います。
ワタミ本社には入ってすぐ、渡邉美樹会長の銅像があるんですよね。
「生きてる内に自分の銅像おっ立てる奴なんざ、ろくなもんじゃねえ」
という某有名少年漫画の言葉に共感し、つまり私は渡邉美樹さん昔からあんまり好きじゃない、です。