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議事要旨公表されました。短期的に金利をどうするのか、という議論のほか、9月FOMC直前の短期市場のタイト化や長期的な金融政策の在り方まで、盛りだくさんな内容です。
とはいえ、サプライズはさほどなく、FOMC後も弱めの指標もありましたので、引き続きダウンサイドリスクに重心を置いて政策運営するものと思われます(したがって保険的/予防的な利下げ?)。

バランスシート政策については、先日パウエル議長が、短期市場のタイト化を受け、再び拡大させることを検討していると述べましたので、ほぼ決まりではないでしょうか。
永濱さんのコメントに重ねると、一方で景況感の逆転をバブルで相殺しにいかないと、景気が維持できないジレンマもある…
あとバブルは明白に強い期待値が見えるバブル(ITバブルやビットコイン)と、見えにくいバブル(サブプライム)があると思っている。個人的には金融政策含めた債券市場が気になっている。
https://newspicks.com/news/4205516
https://newspicks.com/news/4286952
https://newspicks.com/news/4232352
他の専門家の皆様が指摘されたように、新たな内容は少なくて、超早起きして読んだのに報われなかった徒労感もあります。。。。

それはともかく二点だけ挙げておくと、第一に利下げを巡る議論は、7月とは若干異なる印象も受けました。広い意味では双方ともに下方リスクに備える位置づけですが、後者は状況の実際の悪化に対応している面も感じられます。

第二に政策の枠組み見直しの議論の中で、オリジナルの「時間軸」政策について、執行部はポジティブな評価を示したのに対して、FOMCメンバーが主として実践上の課題を挙げて慎重な姿勢を示したことです。

まだ議論の時間は残されていますが、やっぱりこの面では、インフレ目標のレンジ化という細かな改定に止まるのかなと思いました。
98年のトラウマ(逆イールドで利下げしすぎてITバブル)がありますから。
姿勢は慎重に基調維持、手法は広めに検討、というのが総じての印象です