[ワシントン 9日 ロイター] - 米アメリカン航空グループ<AAL.O>は9日、ボーイング<AAL.O>の「737MAX」機の運航停止を来年1月15日まで延長すると発表した。

運休延長に伴い、第3・四半期業績への影響が拡大すると予想。税引き前利益は1億4000万ドル下押しされる見通しで、従来予想から1500万ドル引き上げた。ただ、燃料コスト減が利益率を支援すると予想した。

アメリカン航空は第3・四半期に9475便をキャンセル。運休は当初12月3日までと見込まれていた。

同社は7月、737MAX機が11月2日まで運休されれば、通期利益が約4億ドル下押しされるとの見通しを示しており、この数字は今後拡大する公算が大きい。

737MAX機墜落事故の原因になったとみられるソフトウェアの不具合修正を巡り、米連邦航空局(FAA)の精査は続いている。

アメリカン航空は、ソフト修正を受けてFAAが年内に737MAXを再認定し、来年1月にもサービスが再開する可能性があるとの見通しを示した。

737MAXを運航する他の米航空会社では、サウスウエスト航空<LUV.N>も1月15日まで、ユナイテッド航空<UAL.O>が12月19日までの運休を予定している。

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