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トルコは、国境から30キロの地域を「安全地帯」として設定し、そこから「クルド民兵組織(YPG)」のメンバーを追い出すことを狙っており、この安全地帯の治安維持の責任を持つことを計画しています。トルコはまた国内に抱えるシリア難民200万人をこの安全地帯に戻す、つまりここをシリア難民の新たな居住先にする計画を発表しています。
 クルド民兵YPGの戦闘員は推定60000人。彼らがトルコ軍と全面衝突すれば、戦闘は激化・長期化する可能性がありますし、YPG掃討後も、安全地帯の治安維持、移転させる難民の支援含め、トルコは長期的に関与することになるでしょう。エルドアンは、事実上、シリア北部地域の併合を狙っているのかもしれません。
 シリアにおける米軍とYPGの対イスラム国作戦は中断。YPGはシリア南東部から北部に戦闘員を移動させトルコとの戦闘に注力させることになり、力の空白ができるシリア南東部はアサド政府軍とイランが勢力を拡大させることになるでしょう。
 さらにこれまでYPGが管理していたIS収容所の管理を放棄すれば、1万人ともいわれるIS戦闘員(そのうち2,000名が外国人)が収容所からフリーになる可能性も懸念されています。
 米国はシリアへの足掛かりを失い、シリアのパワーゲームは新たな段階に入ります。
シリア北部の駐留米軍は、収容しているISの捕虜の管理などを担当。駐留米軍を撤退させたいトランプ政権の狙いに合致するように、これをトルコが肩代わり。この動きは、クルドを見殺しになるため、米国内外から大反発。