1061PICKs
【再掲】リチウムイオン電池の父が語る「奇跡の発明」の裏側
2019/10/9
ついに、この時がやってきた。
2019年10月9日、ノーベル化学賞が発表され「リチウムイオン電池」を発明した旭化成の吉野彰名誉フェローが受賞した。
1985年に発明されたリチウムイオン電池は、今やスマートフォン、ノートパソコン、デジタルカメラなどさまざまな電子機器に使用され、数々のイノベーションを“黒子”として支えている。
そして、リチウムイオン電池は今、電気自動車(EV)の動力源として世界のモビリティ業界でも革新を起こそうとしている。
吉野氏はいかにしてリチウムイオン電池を発明したのか。稀代の化学者は、電動化する自動車の未来をどう見通しているのか。
NewsPicksはこれまで複数回にわたってインタビューし、吉野氏の頭の中をひも解いてきた。貴重なインタビューを、ノーベル化学賞の受賞を記念して再掲しお届けする。
10年後の世界を想像しながら、読み進めてみて欲しい。
まさか「自動車」に使われるとは
──吉野さんは、リチウムイオン電池の発明者として世界的に知られています。
リチウムイオン電池の原型が完成したのは1985年のこと。当時は、今のIT社会なんて誰も想像していませんでした。
私がターゲットにしていたのは、ソニーが開発していた8ミリビデオカメラでした。その頃のソニーは、「ビデオ戦争」といわれる家庭用ビデオレコーダーの規格争いに敗れ、起死回生のためにビデオカメラを開発していたんです。
プレミアム会員限定の記事です。
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
今すぐ無料トライアル
学生の方はこちら
法人プランはこちら
業績
この連載の記事一覧
【野望】日本にこそ「核融合」産業が必要だ
416Picks
【直撃】ついに1兆円超え。Notionが「日本語版」を投入
1297Picks
【実例】ブリヂストンが、タイヤの「サブスク」に本気な理由
759Picks
【再掲】野口聡一が語った「宇宙に行く理由」
261Picks
【CEO直撃】明日からZoomが100倍、楽しくなる
1781Picks
【伊藤穰一】日本は、今回こそ、学ばなければいけない
1467Picks
【直撃】トヨタとデンソーが立ち上げる、半導体会社の正体
503Picks
【iRobot創業者】ロボット掃除機で狙う「スマートホームのハブ」
298Picks
【斬新】パナ×トヨタは、「ローテク」のスマートシティで勝つ
603Picks
【ベロダインCOO】自動運転の「目」、現在地について話そう
457Picks