[東京 8日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は資本増強を先送りする方針だ。増資が行われれば、現在3位の中国の出資比率が2位の日本と逆転するとみられていた。日本の当局筋が8日、ロイターに明かした。米国の激しい反対を受けて計画が見送られた。

米国はこれまでに、IMFの増資や出資比率の引き上げに反対を表明していた。出資比率を変更すると、議決権比率も一新することになる。

IMFの議決権は加盟国の出資額と連動するが、出資額は原則として参加国の国内総生産(GDP)に左右される。