吉野家が黒字転換、「超」でとらえた若者の胃袋
日本経済新聞
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マーケットを的確に捉えるだけで、企業の数字は大きく変わる。サイズやメニューを変えることが求められているのが今の市場だったということ。結果では簡単なことだが予測をするのは困難なこと。
吉野家ホールディングス、今月4日に第二四半期累計決算の上方修正をしていましたが、今日正式に決算を発表しています。営業利益は3-5月が10億円、6-8月が18億円となり、収益回復が着実に進んでいることが確認されます。
今年に入り9月まで、既存店の客数、客単価共に対前年同月比でプラスを維持しており、デフレに怯えたひところとは様子が変わったようです。内装が女性一人でも入りやすい形に変わりましたし、メニューもモノカルチャーからバラエティが増えてきており、これでようやく他社と品揃えの鮮度で戦える気がします。
お財布に優しい吉野家、個人的には業績回復は嬉しい限りですが、低採算が続く多角化事業にそろそろけりをつけて、さらに筋肉質になってほしいです。若者の賃金とファストフードの需要は相関関係にあるそう。
若者(非正規労働者の賃金)が上がり、
より自由な働き方を求めるようになると確かに行き着く先はどこにいても安心して通えるファストフード店かもしれません。
さすがに吉野家は評価が高すぎるので株は買いませんが、今後も需要がある産業である裏づけにはなるかなと思います。