【戦略】老舗企業がフォロワー20万人を獲得できた「秘訣」

2019/10/10
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する連載「The Prophet」。

今回登場するのは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の黎明期からその活用方法の分析を行ない、『僕らはSNSでモノを買う』を書いた飯髙悠太氏。同氏は、ソーシャルビッグデータの取得・分析・マーケティングを行なう企業、ホットリンクで執行役員CMOを務める。

第3回では、これまでに紹介した「UGC(自然発生するクチコミ)」を効果的に活用し、SNSマーケティングで結果を出した商品の事例を参考に、最近よく耳にする「バズり」の弊害についても考える。
飯髙悠太(いいたか・ゆうた)ホットリンク執行役員CMO。さまざまな企業でWebマーケティングやSNSにおける消費者の行動分析に従事し、日本のフェイスブック利用者の4分の1が利用していたフェイスブックアプリ「Hivelo Social Apps」マネージャー、37万5000人の会員がいるWebマーケティングメディア「ferret」創刊編集長などを経て現職。

老舗シャトレーゼ、SNSに挑戦

──SNSを活用し、ヒットした商品にはどのような例がありますか。
飯髙 最近だと、洋菓子メーカーのシャトレーゼが、SNSによってリーチ数を大きく伸ばしています。