[シンガポール 7日 ロイター] - 原油先物価格は7日、アジア時間の取引で続落している。世界経済が減速し、需要に影響が及ぼぶとの懸念が圧迫材料。

10─11日にワシントンで開催される米中貿易協議に注目が集まっている。協議が進展すれば原油価格の反発が期待できる。

0147GMT(日本時間午前10時47分)時点で、ブレント先物<LCOc1>は0.24ドル安の1バレル=58.13ドル。米WTI<CLc1>は0.12ドル安の52.69ドル。

米国と中国の製造業指標が弱い数字となったことから、ブレント先物とWTI先物は先週、5%超下げた。

石油施設が攻撃を受けたサウジアラビアでは、原油生産が予想よりも早期に回復し、相場を圧迫している。ただ、中東情勢は引き続き緊迫しており、今後の価格を左右するとみられる。