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MMTという新しい貨幣理論の議論は「お金とは何か」という本質的な議論に繋がります。MMTという理論から導かれる政策の是非はともかく「お金とは何か」の議論の方が重要だと感じています。
 経済成長とは何か。この重要な点についても、従来私が考えていたのとかなり違う理解に至りました。
 経済成長とは借金がどれだけ増えるかであるということです。
 経済活動の中の多くは、法人や個人の間で、貨幣をやりとりします。これは、実は、個人や法人間で貨幣の配分を変えているだけで、お金の総量は一円も増やしていません。いくら利益を出しても、実は、それだけでは経済成長に一円も貢献していないのです(既に借り入れしていた借金あるいは信用を貸し倒れさせなかったという意味はもちろんあります)。
 経済を成長させるためには、貨幣の総量を増やす必要があります。
 そのために銀行があり、銀行は融資という形(借りてから見ると借金)で貨幣を生み出します(もちろん信用があってこそ、融資が可能になります)。企業や個人は、経済活動では、デフォルト(貸し倒れ)という形で貨幣を消滅させるだけです。貨幣を生み出すのは、借金だけです。
 従って「経済成長とは借金を増やすこと」であるわけです。多くの企業人の素朴な理解は、経済成長とは利益を増やすこと、と思っているのではないでしょうか。突き詰めると、利益を増やすことは、経済成長とは関係なく、再配分させるだけです(正確には、デフォルトを避けて信用をリアルにする意味はあります)。しかし。経済成長と直接関係しているのは借金を増やすことなわけです。これはある意味でコペルニクス的な展開かもしれません。