歴史修正主義は「表現の自由」ではない。裁判所が”ホロコースト否定”に判決

コメント

注目のコメント

• Goodyear Junko

  関西学院大学ジェネラティビティ研究センター客員研究員　 米Generativity Lab、Agentic LLCファウンダー

  ・2019年10月06日

  昨日起こったニュースが「フェイク」と言われる時代に、この方の記事は非常に勉強になりました。史実は事実であるのは前提ですが、その「事実」が人によって異なるために、国が分断化するという現象が顕著になっているのが、今のアメリカです。「事実は一つではない」時代に、ホロコーストの悲劇は、私たちが歴史だけでなく「歴史との向き合い方」について学べる貴重な機会なのだと思います。
  
  ヨーロッパを旅する際、足元に注目してみてください。小さなプレートが埋め込まれている場所があることに気づきます。それは「つまづきの石」と呼ばれるもので、そのプレートには迫害を受けた方々のお名前が刻まれています。プレートが埋められている場所は、その方が収容される前に最後に住んでいた家の前。プレートが道路に埋め込まれているために、足で踏みつけられることに拒否感を覚える反対派もいるそうですが、「歴史を忘れないための小さな慰霊碑は、歴史から学ばない人への大きな抵抗なのだ」と以前話してくれた、ドイツ人の叔父の言葉を、この記事を読んで思い出しました。
• 籏智 広太

  BuzzFeed Japan ニュースレポーター

  ・2019年10月05日

  「ホロコーストの否定は、表現の自由の保護に当たらない」
  
  欧州人権裁判所が、そんな判決を下しました。広がる「歴史修正主義」に対し、厳しい判断が下されたことになります。
  
  日本の「表現の自由」の考え方とは異なる欧州人権条約に基づいた判断です。記事にしました。