[ワシントン 4日 ロイター] - ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は4日、米国では失業率が低下し、雇用も安定的に伸びているものの、連邦準備理事会(FRB)の一段の利下げが阻まれてはならないとの考えを示した。

労働省が発表した9月の雇用統計では失業率が3.5%と、約50年ぶりの水準に低下。賃金の伸びは鈍かったものの、雇用は安定的に増加していることが確認された。[nL3N26P2ML]

ナバロ補佐官はCNNのインタビューに対し、「極めて良好な結果となったが、これによりFRBの積極的な利下げが阻まれてはならない。その理由は米経済が減速しているからではなく、ドル相場が著しく過大評価されていることで米国の輸出が阻害されているからにほかならない」と述べた。

商務省が発表した8月の貿易収支は、赤字が前月比1.6%増の549億ドルだった。ただ対中赤字は縮小した。[nL3N26P2OJ]

トランプ大統領もFRBに対し繰り返し利下げを呼び掛けており、1日に米政策金利は高過ぎ、強いドルは米製造業に打撃を与えていると述べ、FRBの政策を改めて批判した。[nL3N26M3H3]

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