米、月内利下げ観測強まる 企業の景況感悪化で

コメント

注目のコメント

• 井上 哲也

  野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部　シニア研究員

  ・2019年10月04日

  米国経済のconstructiveな見方にとって心の支えであった非製造業に軟化の兆しが生じただけに、市場の反応が大きくなることにも、もっともな面はあります。
  
  ただし、もちろんFRBは、特定の時点の特定の内容の指標のhigh frequencyな動きに基づいて政策を決める訳ではなく、多くの指標が示す基調を読み取りながら政策を運営する訳です。
  
  景気の転換点か否か、微妙な局面にあるだけに仕方ない面はありますが、FRBが強調するdata dependentの趣旨が依然として上手く共有されていない印象を受けます。
• 大槻 奈那

  ピクテジャパン シニア・フェロー 名古屋商科大学大学院 教授

  ・2019年10月04日

  ADP雇用統計などで、中小企業の数値が悪化しているのが大きいですね。政治的にもプレッシャーがかかります。
  
  米国の月内利下げの観測が高まれば、次の問題は月末の日銀の政策決定会合… なかなかマイナス金利深掘りまでは踏み込めないのでは、との見方が依然多く、今日の為替は円高に振れていますね。
  
  まずは、日本時間の米雇用統計に注目です。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2019年10月04日

  このまま行くと、金融政策に頼り過ぎて、金融緩和の余地が狭まるかもしれませんね。
  まだ財政出してる分、日本よりましですが。