【真相】iPhoneにVISAカードが入らない「深い理由」
米カリフォルニアに本社を置く両社のつばぜり合いは、特に日本市場において激しい。その真相について、クレジットカード業界を長年取材しているジャーナリストの岩田昭男氏が解説する。
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私たちが、iPhoneに入れたSuicaで1000円使うと、JRがアップルに10銭とか20銭という単位で「手数料」を払っています。このことと、記事タイトルに入れた「VISAカードをiPhoneに入れられない」ということが実は繋がっています。
その「カラクリ」について、クレジットカード業界を長年取材しているジャーナリストの岩田昭男氏が解説します。
iPhoneにVISAカードが入らないというのは、ユーザー体験的には最悪ですが、アップルの狙いは理解できる。
アップルがVisaのネットワークを使ってカード発行会社から手数料を取ることに対し、Visaはおもしろくない。軒先を無料で貸しているのに、客から手数料を取るようなもの。Google Payは無料です。だからGoogle PayをVisaは推進しています。アップルはApple Cardで米国中小銀行の反発を買っています。自分だけ儲ければいいという姿勢はどうでしょうか。
アメリカのVISAカードならiphoneに入ってるのに日本では入らないという不思議な現象です。おそらく日本独自の取り決めか、連携が大きすぎて動けないというのがあるのでしょう。代わりにガラパゴス化してしまったSuicaが強いという世界的にみても特殊な状態になってます。 今やニューヨークの地下鉄はNFCクレジットカードで入れますし、決済の速さは段々優位性が失われつつあります。だってもう出てから20年ぐらい同じフォーマットなのですから。 10年ごとに導入する次のフォーマットをあらかじめ考える体制が今の日本には必要だと思います。
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