東京海上、米富裕層向け保険大手を買収へ 3200億円
日本経済新聞
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規模感が分からないけれど、大手の銀行・証券・生損保の中で、最も海外売上比率が高い会社の一つになりそう。海外展開も日系顧客を相手としたものと、非日系の現地顧客を相手としたものと2つに分類出来るが、生損保大手は全般に買収を通じて、海外における非日系の顧客への売上が増えている。
第一に、東京海上の米国保険会社フィラデルフィアやデルファイのM&Aは、(一部海外投資家からの批判もあるものの)成功していると思う。特に、買収先のリスク管理ノウハウを自国に取り組むなど真摯な姿勢はよい。
第二に、今回の買収に関しては、HNW(富裕層)ターゲットの損害保険で宝飾品や家財などはもちろん不測の訴訟などの損失(アンブレラ)などに特化した特徴ある会社。
アニュレポによれば、ピュアグループの中核主体であるPrivilege Underwriters Reciprocal Exchangeは、保険者(メンバー)を厳選の上互助組織の適切な運営を実施。つまり、保険事故等のリスク負担が軽く、資本効率が良好と思われる。
プライシングは簡単ではなさそう。今後業界自体厳しくなることが想定される中、東京海上と損保ジャパンはそれぞれ違った戦略を取っており、どちらの戦略がよりよい結果になるのでしょうか。
ただ、いずれにせよ、現状を打破するための大規模なチャレンジをする姿勢は両社とも素晴らしいと思います。