【発見】知られざる100円ショップ「陰の立役者」の正体
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注目のコメント
「気の良いオッチャン」本人の藤井です。w
このたび取材を受けて面白そうなので会員になってみました。東さん、丁寧な取材ありがとうございました。
自分がインタビューに応えた内容が記者さんから(外から)どう受け取られるかも含めて勉強になりました。今後も業界の魅力、面白さ、そして当社の強みや戦略について語れる機会があれば積極に発信していきたいと思います。
ひとつだけ言い足りなかったことをここで書きたいと思います。それは100円ショップ業界特有の「アマゾン耐性」についてです。
今、小売業界各社はオンライン・ネット販売とどう対抗するか?あるいはどう取り込んで「クリック・アンド・モルタル」を発展させるか?が課題となっています。いわゆる「ショールーミング化」とか「シェアリングエコノミー」とか「C to C の隆盛」とか「リユース(中古・メルカリ)」とか、お店を構えて小売りする業界にとっては向かい風を象徴する言葉は枚挙にいとまがありません。
100円ショップは「一個単価が安すぎて」そのすべてと無縁の、希有な業界だと考えています。小売り各社様が「モノ消費よりコト消費」とお店に行かないとわからない楽しさをどう出すか頭を悩ませていますが、100円ショップは「売場の鮮度保持」や「これが100円か!」という驚きによりそこが維持されている大変面白い業界だと思っています。
もう一つは各社様の出店戦略を容易にする「ローコストオペレーション」も強みだと思っています。即ち、店員の方に深い商品知識が要求されないので、昨日入ったアルバイトの方でもオペレーションが可能となっています。人手不足の今、ここも大きいと思っています。1年間に1300個の新製品を投入できるパワーは驚異的です。これはデビューした件数。ボツになった件数はこの2倍はあるでしょう。
企画力が尋常ではない。薄利多売市場での生き残りは大変ですが、この企画力があれば、上流へ登れますね。うーん、すこし言い過ぎかと思う。年換算売上ざっくり50億円ほどになると思うが、日本の100円ショップ大手4社の売上合計で約8000億円。原価率6割くらいなので調達額はざっくり4800億円。なので100円ショップ大手の仕入れの1%程度(元々100円ショップは様々なところから調達しているので、調達先としては大きい企業だとは思うが)。
あとこちらの企業も中国中心に100社ほど委託工場があるということだが、下記記事も併せて読むと面白い。
https://newspicks.com/news/3436356
ちなみに100円ショップは中国からの輸入が多いので、円高メリットが大きい業態(あと原油安)。景況感が悪いときに強いのだが、最近は記事のようにオシャレになっていて、景況感が良い時にも追随するようになったのが変化。
https://newspicks.com/news/2960695
https://newspicks.com/news/3079616