日経平均は反落、朝安後はもみあい 香港情勢の影響限定的
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本日の日経は前日のダウ343ドル安を受けて軟調な展開となりました。
問題はダウが落ちた原因ですが、ISM製造業景況指数がとても悪かったことが原因です。
米中貿易戦争のダメージがいよいよアメリカ自身にも及んでいることを示唆する内容でした。
ダウは高値圏でしたので大きく調整していますが個人的な見立てではそのうち止まると思います。
今までのパターンとして「景気指標の悪化」「ダウの下落」が確認されると利下げ期待が持ち上がってくるから…
追加の悪材料が無い限りは利下げ期待がストッパーとなってバケツの底が抜けるような事態にはならないでしょう。
トランプの支持が高かったのは唯一経済面で好調を維持していたことにあります。
その経済すらダメになっては、いよいよ来年の大統領選挙で再選できなくなる不安があります。
このような状況ではトランプの中国に対する圧力もややトーンダウンさせざるを得ないかもしれないですね。日経平均-0.49%、TOPIX-0.42%、マザーズ-0.21%、REIT+0.37%。
昨日とは逆にREITだけが上がるような相場で、引き続き脆弱。ただ日中は後場は少し上げ基調。ただ足元先物を見ると下落が続いていて-150円ほど、ダウ先物も-120ドルほど。アジア株は上海は国慶節で引き続き休みで香港-0.40%、韓国-1.95%、台湾-0.18%。
業種別には電ガス+1.95%、陸運+0.65%、建設+0.49%、情報通信+0.43%などがプラス。マイナスは機械-1.57%、輸送用機械-1.27%、鉱業-1.26%、精密-1.25%、電気機器-1.20%と製造業全般がマイナス。
個別では関西電力は昨日が下げ過ぎだったのか+3.22%。それ以外は業種に沿ったディフェンシブな企業が主にプラスに連なる。マイナスでは楽天-4.76%、安川-4.22%、クボタ-3.72%、マツダ-3.51%など。特に個別のニュースなかったと思うが、マキタ-5.10%のような優良銘柄がこれだけ落ちているのは気になる。