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おおお。日本にインターネットを持ち込んだ、慶應SFCの"怪人"村井純氏の登場。

なぜブロックチェーンが人類のインフラにならないのかといえば、その一部の(そしてメインでもある)決済事業が、通貨発行権という既存の近代国家の既得権に抵触しているため、既存政治権力を掌握するか、もしくは既存政治権力側がブロックチェーン技術を取り込むまでは、インフラになることはない。

>また松浦氏は、「コンセンサス・プロトコルの1つであるPoW(Proof of Work)での負荷を“コンピテンシャル・コンピュータ・コスト”と呼ばずに“エナジー・オーバーヘッド”と呼んでいる。すなわち、“計算負荷”ではなく“エネルギー負荷”というべきレベルで、エネルギーを消費しているという問題が指摘されているのだ」と語った。松浦氏によると、このエネルギー負荷を軽減するイノベーションを見つけることができれば、その後の普及に大きく影響するという。


https://digiconomist.net/bitcoin-energy-consumption

によると、ビットコインマイニングに使われている消費電力は最大で73TWh(テラワット時)と推定され、ちょうど世界のRE100に加盟する企業が調達している再エネ電力に相当している。国だとチリやコロンビアくらい。

https://re.solarjournal.jp/investment-strategie/21800/

しかし、計算のエネルギー負荷の重さこそ、セキュリティの高さの根源なのであって、単純に軽減すれば済むというものでもない。エネルギー消費が低いコンセンサスアルゴリズムは、別の部分でセキュリティを犠牲にしている可能性がある。よくあるのは、コンソーシアム方式で、これはうまくノードのセレクションを行うことに相当するが、セレクションにコストをかけクローズドにすればするほど、PoWでやる意味は薄れていくというジレンマがある。

これは技術の問題というよりも、元々ブロックチェーンが世に出るきっかけとなったビットコインのPoWという方式の持つ本質的な性質なので、技術が見つからないというのもなんだか変な気がする。「いつか技術の進歩で解決する」のような言説は、人々を惑わせてはいないだろうか。
電話とインターネットのアナロジー。興味深いですね。同居していた電話網を離れて、インターネットのために整備されたのが光ファイバーや5G。ではブロックチェーンのインフラは…?

セキュリティやコンセンサスアルゴリズムのあたりにヒントがありそうな気がしますね。アルゴリズム、ソフトウェアレベルでコンセンサスを実現しようとすると、どうしても莫大な計算負荷=エネルギーを要する。

ハードでその負荷を下げることができるなら、まさにブロックチェーンのインフラになるわけですが、果たして…
「インターネットが生み出したインフラ上にある、次のステップにブロックチェーンがある」とする村井さんの見方に同意。ネットがeJapanとしてインフラ認知されるには商用化から6年を要した。それでも速かった。ブロックチェーンがインフラとして機能するには少なくともその程度のスパンが必要と思います。
慶應義塾大学の村井純氏、東京大学教授の松浦 幹太氏、セルビア科学芸術院のミハエルビッチ・ミオドゥラグ氏、NTT西日本の真殿由美子氏、ジョージタウン大学 教授の松尾真一郎氏らによるアカデミックなメンバーによる意見交換。
概念の理解として興味深くて面白く拝読しました。