大企業製造業の景気判断＋５ ３期連続で悪化 日銀短観

コメント

注目のコメント

• 枩村 秀樹

  日本総合研究所 理事

  ・2019年10月01日

  ポジティブ・サプライズ。大企業・製造業の業況判断DIがどれだけ落ち込むかが注目されましたが、▲２ポイントにとどまりました。とくに、加工業種が▲１ポイントとほぼ横ばい。大企業・非製造業も事前予測ほどは悪化しませんでした。
  
  ただ、そのまま楽観的に評価することはできません。海外での需給判断は前回より悪化。今年度の売上高・経常利益とも下方修正。交易条件も悪化。むしろダメな部分が目立つ内容です。
  
  唯一改善しているのが国内での需給判断。これは消費増税前の駆け込み需要を反映したものでしょう。この分だけ、今回の好結果から差し引く必要があると思います。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2019年10月01日

  この短観に加えて、来週月曜日公表の８月景気動向指数の基調判断が４ヶ月ぶりに「悪化」に転じることがほぼ確実ですから、今回の消費増税は史上初めて景気後退下での実施となりそうです。
  日本以外が金融財政政策に前向きになるなかで、正気の沙汰ではないように思います。
• 島野 仁

  旬鮮和食　仁や オーナーシェフ

  ・2019年10月01日

  正直９月の半ば以降、風向きが景気悪化の方向にいくのを肌で感じています。
  世界情勢の悪化、また国内でも景気悪化のサインは明らかにあったのに、消費税増税を実施。しかも、何が軽減されたのかわからない軽減税率で混乱をまねきつつ。一度決めたら何があっても突き進むのが政治の世界かもしれませんが、今回ばかりは多くの代償を払う気がします。