【比較】フォーエバー21とバーニーズ。破綻2社の「違い」とは

2019/10/4
米国・ロサンゼルス発のファストファッションブランド「フォーエバー21」が10月末、日本から撤退する。日本法人が運営する国内の全14店舗およびオンラインストアが閉店となる。
また、親会社である米国のフォーエバー21も9月29日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を申請した。日本撤退は、この影響が大きい。
8月6日には高級百貨店「バーニーズニューヨーク」も同様に米国本社が同法の適用を申請し経営破綻。だが、こちらの日本法人は通常営業を続けている。
破綻したにもかかわらず、撤退するフォーエバー21と営業を続けるバーニーズニューヨーク。なぜ両社に差が生まれるのか。3つのポイントで解説する。

ブームの中、進出したが…。

フォーエバー21は1984年、ロサンゼルスで創業。北米やイギリス、東南アジアなどで800店舗以上を展開している。
(写真:帝国データバンク)