【直撃】GAFA著者が語る、WeWorkとソフトバンクの「大罪」

2019/10/2
これはユニコーンバブルの崩壊かーー。
WeWork上場をめぐるスキャンダルは、現地メディアを大いに騒がせている。創業者アダム・ニューマンの資質をめぐる問題から、WeWorkのビジネスモデルの弱点、ユニコーン上場への疑義に、出資者であるソフトバンクグループへの批判まで……、主要メディアの怒涛のニュースラッシュはやみそうにない。
だが、年始の時点でWeWork問題の噴出を言い当てた「預言者」がいる。
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授のスコット・ギャロウェイ。言わずと知れた米ベストセラー『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』の著者だ。
気鋭の著名教授は、WeWorkとソフトバンクGの何に「臭い」を感じ取ったのか。
NewsPicks編集部はギャロウェイ本人に接触。氏のこれまでのWeWork問題への「予言」とともに、この問題がはらむ「本質」を振り返ってもらった。
(写真:TOBIAS HASE/dpa | usage worldwide (Photo by Tobias Hase/picture alliance via Getty Images)

WeWork問題を次々と「予言」

「2019年、WeWorkはメディアを揺るがす問題になる」
ギャロウェイが最初にこう予言したのは今年1月のことだった。