2億人規模のメッセンジャー「Kik」がまさかのサービス停止ーー暗号通貨「Kin」開発・SECとの訴訟問題に注力
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注目のコメント
Kinの問題はKinそのものの証券性よりも販売方法。KYCなしに不特定多数の一般投資家にICOで販売したこと。最初から米国ユーザーには販売しないようにしていればSECから刺されることはなかった。多くのプロジェクトは適格投資家限定のセールスか米国以外の投資家への販売だから問題にはならなさそう。Kikは時期が不運だった。
十分に理解していないコメントで恐縮だが『Kinは、Kikを代表とするSNSやその他外部アプリ上で自由に流通可能なトークンとして活用できる』のだとすれば、ユーザーを抱えているKikの停止自体は、自ら価値を殺しに行くようなものだと思うのだが…
言い換えれば、FacebookがLibra発行後にFacebookやMessengerを辞めるようなもの。
訴訟に専念するといっても、トークンによるキャッシュインを運営側はしていて、一方トークン購入者は「出口」(使える場所)がなくなるわけで、訴訟の結果に関わらず、割を食うのはトークン購入者に見えるのだが…まぁ、逆にそういうもんだったとも言えなくもないが。
下記はこういった議論が華やかだったころの2017年半ばのコメント。
①でのコメントの再掲になるが『価値は「需給」と「みんなが使う」という2つの側面から生まれると思う。』。使われなくなるから需給も一気に崩れるし、価値が崩壊する。
みんなが使うのは、その信用を維持するインセンティブが基本的には信頼される国家などにはあるから。コインとかは維持するインセンティブを持つ主体やルールが足りない(②のVALUについて書いたこと)。そうすると、バブルのピークで売り抜けるインセンティブを持っている人たちの絶好の漁場となるだけで、案の定そうなった。
今でもその価値を信じて啓蒙し続けている人はいない。全員が悪意を持っていたわけではなくても、結果としてそうなった(売り抜けた人と割を食った人がいた、自己責任だけど…)と自分には見える。
①https://newspicks.com/news/2524158
②https://newspicks.com/news/2336208今週に入ってビットコインが値下がりしていたのは、このKik問題が影響していたのでしょうか?
しかし2億日が使っているSNSのサービスを停止したまでSECとの訴訟に対応するとは、かなり思い切った判断です。