【学ぶ】意思決定力を高める、「確率」の上手な使い方
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この連載は “不確実性の時代の数字力” をテーマに、主に私が直面したミスをもとにポイントを解説したものです。
ビジネスにおける定量データ分析に関する典型的な注意点にフォーカスし、身近な例を用いて平易に解説していきます。
第6回の「主観確率」は、統計家たちの間でも様々な議論があるホットなものですが、とくに不確実性の時代のビジネスパーソンは知っておいて損はないものと思います。昨今のビジネスでは、データと統計、推論、の重要性が増しており、取り得る手法も様々あります。また、私たち人間が意思決定をするプロセスを深く考えさせるきっかけともなるかもしれません。
事例では、NewsPicksのマリッサ・メイヤーさんの記事を参考にさせていただきました。
少し難しい概念でもありますが、直感的に理解していただけるようにと心掛けて書きました。
平易さを重視して相応の割り切りをもって記述しておりますため、もしご興味が湧いた方はぜひ専門書にあたることをおすすめします。この記事でザックリ理解された方は、専門書も読みやすくなると思います、トライされてみてはいかがでしょうか。
読者の方々に、ご自身のこれからの意思決定に役立てていただけるようでしたら望外の幸いです。将来予測には、主観と客観の両方が必要ということですが、その通りですね。まったく客観的な根拠がなければ、相手を説得できません。
将来予測には、楽観的な予測と、悲観的な予測の両方が必要ですが、客観的予測に基づいた主観的予測が決め手になります。どんな状況であれば、上振れするか。あるいは下振れするか。これは主に主観的なものになるます。勘による主観確率は、脳内の記憶と判断に左右される。
記憶は情動が強い方が残るし、判断は直近の出来事を過大視しやすい。そのようなバイアスを差っ引く自制心を持てば、真値に近づけるかも。