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NAAがいったいどのような案を考えているのかはわかりませんが、おそらく大地震などの際の運用を、空港アクセスが破綻した場合にも準用したい、ということではないかと読みました。
たとえば東日本大震災では羽田空港や成田空港は、空港機能としては特に問題はありませんでしたが(揺れにより一時的に滑走路閉鎖となったため中部、関西、新千歳など目的地変更が多発しましたが)、空港へのアクセス手段が破綻をきたしたことを理由に滑走路は開いたのにもかかわらず特に到着便は認められなかったためダイヤが大きく乱れ、東京に帰れないフライトが続出しました。
羽田の場合には飛行時間が1,2時間の国内線が主体ですが、成田の場合には長距離国際線のフライトも多い中で、出発地で効果的な出発制限が行えるかは微妙です(結局お客様を狭い機内で待たせざるを得ず、また出発空港の駐機場を長く占有することにもなります)。あくまで非常時における緊急対応として考えるべきではないかと思います。

今回は台風が朝には抜ける予報であったことから、空港アクセスは昼頃には回復するべきであったと考えています。もちろん台風が強かったために飛来物や倒木が多かったことはありますが、それでも滑走路は開きましたから、高速道路がまず復旧できたように思いますし、これがJRに至ってはずるずると復旧が遅れた上、夕方には早くも当日中の復旧を諦めてしまうといった状況でした。一体何が原因であったのか、今後それに対するリカバリーはどのように行うのか、ということを道路や鉄道の管理者に求めていくのが筋道ではないでしょうか。
成田は5年ほど前に局地的な大雪でも陸の孤島になった経験があります。この時も鉄道や道路が使えずに難儀しましたが、滑走路は除雪をして使える状態まで持って行っていました。悪天となることはある程度予想がつくわけですから、それに対するリカバリーを迅速に行うことは運輸事業者の使命でもあります。反省点を各論ベースで洗い出しておくと、対策を立てる上での参考になるはずなので、ぜひNAAにはそういった点の取りまとめをお願いしたいところです。
これで、成田空港着の飛行機は台風などの災害の可能性が出た場合は「計画運休」になるのか。
ますますビジネスでは使いにくい空港になる。
ターミナルのキャパを超えた場合には到着便を絞り込むとの事。離陸後であれば上空待機をなるべく引き延ばす感じでしょうか。成田のポジションとしてはよりLCC特化になり、発着便数の問題ありますが羽田がビジネスなどのメインになればなと思います。
羽田であっても成田であっても、この前のような状況が発生すれば同じことです。羽田も、出入りが北西側一方に限られている上、国内線と国際線の両ターミナルがあるわけですから、首都高と鉄道が同時に通行止めや運行見合わせになれば、成田と同じかそれ以上にひどい状況になることも十分あり得ます。

成田の不運は、道路と鉄道が同時に機能停止した上に、空港内道路の冠水や停電で周辺地域の信号がアウトになったことから、迂回路による輸送もリスクが大きくて実施できなかったことにあります。立地環境やアクセス経路の多重性でいえば、成田はそれほど脆弱ではないのですが、コンパクトで強力な台風がたまたま最悪のコースを通るという不運にぶち当たった恰好です。

成田到着便をダイバートさせるなどして混雑緩和を図ることは、対応策としてはあり得るでしょう。課題としては、運行便数が少ない外国航空機やLCC機を他の空港でどのようにサポートするか。これは、災害が多い日本の航空会社が、アライアンスの枠を超えて対応すべき課題だと思います。
空港会社、航空会社、鉄道バスなどの交通各社、そして国や自治体…いざというときの連携体制、ガバナンス体制ができていないと、臨機応変な対応は難しく、色々とパターンを作っても、特定の条件から外れた時の対応に困難が生じることになるのでしょうね。。この手の話は難しいですが…
なんと...アクセス向上じゃないのか....