18年産婦人科・産科が最少更新 病院統廃合背景か、厚労省
コメント
注目のコメント
産科以外の診療科をしていると、産科医療はとても縁遠く、実は、臨床感覚としては出来るだけ関わりたくないと思ってしまう領域です。
私は心臓外科医として、日常診療では失いつつある輝きを取り戻そうと邁進する日々ですが、時に、新たな輝きが生まれる過程を守る産科医の魅力も、医師としてというよりは一個人として感じます。
産科医が疲弊し産科医療が本来持つ魅力を見失わないように、妊娠を喜び出産に不安のない体制を壊さないように、国として一番力を入れて良い医療課題だと思っています。このニュースはいいニュース。地域医療構想が進んでいるということだから。
2人で24時間365日やってるやばい病院がなくなっていることはいいことです。医は仁術だった時代、医師は常に働いて当然という時代の名残で死ぬほど働いている医師がいます。月100時間越えの残業はあたりまえ。その土地を離れることされ許されない。
そういう地域の病院は医師が働かなくなって消えていきます。そういう意味で統廃合して、安心して産める大きなところだけ残していく。これがみんなにとっての最適解なのですが、一般の人はなかなかわかってくれる人が少ないです、、、医師数も減り始めています。医学部の定員を増やしてきた中での動向です。
明らかに総合病院や地域の中核病院に統廃合されている流れは、一施設当たりの医師数を確保する意味でも、高齢出産の増加やそれでも求められる医療レベルの上昇から、そして出生数の低下ということを考えても良いことに思います。
ただし、市場原理などの適正化が働きにくい医療においては十分な医療体制を維持できなくなるのでは?という一抹の不安もあります、、、
医療はインフラですので、計画的な介入が必要なのかもしれません。
http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/102_161012.pdf
奈良原先生のおっしゃる通り産科は基本的には病気を診るわけではないですし、とても縁遠く感じてしまいます。
妊婦さんの風邪やケガを断るようなことは私はしませんが。
だからこそかもしれませんが、最も尊敬できる仕事をされている先生方だと私も思います。