[ロンドン 25日 ロイター] - 石油施設への攻撃で大幅に減少していたサウジアラビアの石油生産が、想定よりも早く日量1130万バレルの水準を回復した。サウジアラムコの操業体制について説明を受けた3人の関係筋がロイターに明らかにした。

14日に2カ所の石油施設が攻撃を受け、同国の生産量の半分超に相当する日量570万バレルの生産が停止した。アブドルアジズ・エネルギー相やアラムコのナセル最高経営責任者(CEO)は、9月中に生産が回復するとの見通しを示していた。

関係筋によると、攻撃を受けたクライスの施設の生産量は現在、日量130万バレルで、アブカイクの生産量は日量約490万バレル。アブカイクの生産量は23日時点では300万バレル前後とされていた。