ジャック・マー引退スピーチの意味
日経ビジネス
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"マー氏は引退に際し、アリババの社員たちに対して、社会に貢献する企業であり続けるよう語りかけた。その中で1カ所、引っかかりを覚える部分があった。「今日、私たち中国人は非常に自信を持っているが、自分たちの自己認識と、私たちに対する世界の認識は大きく異なっている。世界は中国を恐れている。技術を恐れている。強い会社を恐れている」という一節だ。
《中略》
アリババのこれまでの成長を支えたのは、内需拡大を図りたい中国政府と絶妙の距離感を保てたことであるのは間違いない。だが、アリババが海外進出を加速しなければならない局面になり、マー氏は中国が「恐れられている」ことの弊害を実感することが増えてきたのかもしれない。マー氏が経営者として最後に残した言葉は、中国企業全体に通じる課題を示している。"