英旅行大手トーマス・クック、破産申請 旅行者15万人の帰国作戦が開始
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今回の旅行者帰国サポートのコストは巨額。おそらく、これをきっかけに、納税者の負担で破産した旅行会社の後始末をすることに対して、見直しの動きが強まることに。国の国民への責任と事業者のモラルハザードとの相克。難しいところですね。
注目のコメント
30年前、2回目の海外旅行(1回目は韓国)で欧州、中東53日間の一人旅に出た時、持っていたのはクレジットカードでも、現金でもなく、トーマスクックのトラベラーズチェックでした。
TCだけが唯一の旅の支えで、どこでも両替の効いたトーマスクックの信用がとても心強かった記憶があります。
あと欧州で時刻表といえばトーマスクックの赤橙色の表紙の時刻表でした。
宿泊代節約のため11日間連続深夜列車移動という若気の至りの旅をしていた当時の私にとって、唯一の情報源でした。
ピンとこないかもしれませんが、今で言えば世界規模のJTBの
ようなものだったといえば、なんとなく想像がつくでしょうか。
今の若い人はTCなど知らないと思いますし、時刻表も使う人もいないとは思います。
ただ過ぎ去りし時代の栄光を知るものとしてはノスタルジーと共に、時代の波に乗ることのできながった企業の悲哀を感じずにはいられません。旅行会社の倒産でいえば、2017年3月に突然破産した「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)を思い出す。あのとき被害に巻き込まれたのが約9万人。今回はそれをさらに上回る人数がおり、国外に旅行中の方々も多い。政府や業界団体が帰国支援を行うというが、会社側はこれだけの混乱を引き起こす前に何らかの手を打てなかったのだろうか
ああ、ようやくその日が来たかという感があります。申し訳ないけれど。
子供の時はトーマスクックのトラベラーズチェックでお世話になり、その後ヨーロッパを陸路移動するときには、オレンジ色の時刻表に線を引いてはTGVやローカル線を乗り継いだものでした。
2013年だったかオンライン版に移行する際に、ああもう長くないなと感じました。当時エコノミスト的な雑誌にも破産は近いかと記載されていたな。その時に人員整理しておけば破産は免れたのかもしれません。英国政府も、もう延命無用と判断したのでしょう。
ともあれ多くの人の夢と旅を実現させてくれたことに感謝を表したいです。お疲れ様でした。