「気候変動問題はセクシーに」小泉大臣が国連で演説
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注目のコメント
具体的に進められないので、「セクシー」にと感性に訴えるのはあるいみ正しい。
追記
日本のGHG排出量はたかだか世界の約4%に過ぎず、そのうち26%減らすかどうかでは地球規模の気候変動は(計算上は)防げないし、守れなくても罰則規定はない。気候変動問題は究極は人間側の責任の受け止め方の問題なのだから、「セクシー」が勝つ(何に?)ということはありうる。
これまで日本の環境大臣がぼそっと言ったひと言で、海外メディアが新奇の目で取り上げるなんてことがあっただろうか。(政策はともかく)センスがすごすぎる。
ややもすると非現実的なことをいい続けるのが環境大臣のシゴトなのかもしれない。
首相就任直後、なんの裏付けもなく2020年に1990年比25%減(遠い目)と、具体的な数値目標を海外向けに発表してしまった鳩山首相とは比べ物にならないな。
国際政治としての気候変動問題は負担を他国に押し付け合い利益を奪い自分の負担と責任のアピール競争をする政治ゲーム(を通じてGHGを減らそうとする取り組み)だったが、これを為政者がfun, cool, sexyと言ってしまえばルールが反転し、苦しんだものが負けになる。
元々具体策では日本は殆ど詰んでいた。中身がなくても政治的直観で人と違うことが言えるというのも、時として役に立つことがあるのかも知れない。というか、そのリスクを取っていくのが政治家の役割なのかも知れないな。普通の感覚では批判が怖くて言えない。
https://twitter.com/nuribaon/status/1176106676300083201?s=21 より他のソースでは「直前の会合で女性が使用した言葉を引用して」とありました。他の参加者が使用した言葉を再び使うことで、より親近感をもたせたり少し遊び心を与えるのは印象付けに使う手法で、普通のことです。
コンテクスト無しに発言を取り上げるのがメディアの怖いところですが、この言葉だけが独り歩きしてしまっては、メディアが伝えるべき本質を逃してしまうように思います。国連では大きな気候変動のサミットが開かれていますし、全世界同時ストライキで注目も集まっているので、その内容をより詳しく報道して頂きたいです。これが叩かれているのがちっとも分からない。
“How dare you!!”と怒りに満ちた顔で怒鳴られるよりよっぽど世の中を変えうる姿勢。てか、これまで環境問題と言うとその調子だったから、何も変わらないんじゃないんでしょうか。
なお、sexyという言葉は普通に使う言葉です。Sexy jobと言えば、イケてるとか、みんながやりたがるほど魅力的な仕事とか、そんな意味です。
Let’s make green sexy!
UNCCCチェアマンの発言
https://www.climate-change.tv/5792