【投資の始め時】30代になったら、収入の16%で運用を始めよう
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注目のコメント
今までで最も印象に残っているキャッチコピーは、社会人2-3年目時に届いた広告メール内にあった「高学歴、中収入、低資産のあなたへ」というフレーズです。
不動産投資セミナーの案内だったと思いますが、「ぐうの音も出ない」とはこのことで、あまりにターゲティングしたセグメントにはまりすぎ、なんだか情けなくて泣けてきました。絶対こんなセミナーに参加するものかと固く心に誓ったわけですが。
この体験を以って、「核心に迫りすぎて心をえぐるコピーは反感を買う」ということを学びました。
本稿の末尾にもあるように、若いうちは基本的に金融資産よりも、人的資産である自分自身にお金と時間を投じる方が、効率は良いだろうと思います。元も子もないですが、いくら「複利の力」といったところで、タネ銭が小さいことにはどうしようもありません。運用利回りを高める努力よりも、タネ銭を増やす努力の方が、若年時にはより報われやすいんじゃないでしょうか。
その点では、30代も半ばくらいまでは、自分に投資する方が最終的なパフォーマンスは良いのではないかと思いますが、お金と時間の投資対象の比較として運用の検討をぼちぼち始めるには良い頃合いなのかもしれませんね。最後に自己投資の話が出てきます。20代は自己投資せよ、と。しかし、人生100年時代、健康寿命は80歳まで延びると言われている中では、30代もまだまだ自己投資の時間ではないかと個人的には考えます。私自身、自己投資にアクセル全開でした。
「30代、40代で賃金カーブを上げるために20代は自己投資に一生懸命になった方が、トータルの運用資産が大きくなるということも往々にして起こりえます。」若い人に必要なのは、資産形成ではなく、「自己投資」だと思います。
将来、「お金」は取り戻せるかも知れませんが、「時間」は取り戻せません。今の自分に投資することをお勧めします。