[東京 20日 ロイター] - 茂木敏充外相は20日の閣議後会見で、国連総会に合わせて24日から27日まで訪米し、主要国(G7)外相会合などに出席すると発表した。米国やロシア、イラン、インドなどの外相との会談も予定。韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相との会談は未定という。

各国の外相と北朝鮮問題などについて「突っ込んだ議論を行ないたい」と意気込みを語った。

初顔合わせとなるロシアのラブロフ外相との会合では「率直に胸襟を開いてお互いの考え方を知りたい」、「どのような結果になるかはやってみないとわからない」と述べた。

イランとは中東情勢、インドとは国連の安全保障理事会改革などについて議論する意向だ。

韓国外相との会談は調整中かとの質問に対しては、「決まっていない」とのみ答えた。

同時に「日韓関係には問題があり、日本としては徴用工を巡る韓国による国際法違反の是正を求めていく」としつつ、「外相・外務当局間は意思疎通を継続する」との従来方針を改めて強調した。

韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄したことに関連しては、「北朝鮮を巡り日米韓の連携が重要な今、安全保障関連情報の共有が損なわれてはいけないという点で、米国のポンペオ国務長官と(認識は)一致している」と指摘した。

(竹本能文 編集:田中志保)