ソフトバンクG孫社長の保有株式、担保提供が増加-下落リスクも
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ウィーワークのIPOを延期したとしても、IPO時の想定バリュエーションが存在してしまっている状況においては、未上場株式と言えどもIFRSのソフトバンクグループの財務諸表における時価評価でダウンラウンドが反映されるのではないでしょうか。
個人で保有するソフトバンクG株式を担保に借入、その資金の使途は明確に書かれていませんが、ビジョンファンドへの出資に充てているという推測でしょうか。
普通に生活していると経験することのない取引ですが、
・個人で保有する資産(ソフトバンクG株式)を担保に第三者たる金融機関から借りることは会社自身とは無関係に行われます。担保提供を禁止するケースもありますが。
(上場株は流動性が高いので、株価が下がった場合は一部売却して返済しLTV※を下げることが可能です。同じ資金調達でも、株式を売却して調達するのと異なり、必要に迫られるまで売却しなくて良いのがこの仕組みの利点。)
・個人の資産を自社のファンドに出資するのは、ファンドの運用を行う者が他の投資家とインセンティブを一致させる(投資家のために頑張れば自分も報われるから頑張る)ために、とても一般的に行われる仕組みです。
(逆に、自ら身銭を切ってファンドに出資していない運用者には信頼してお金を預けられません。)上場会社のオーナーは何百億という株式を持ちながらもキャッシュ化できるのはごく一部、売るに売れないという状況から担保にして資金を借り入れる方法はよくある。
多くは株を担保に個人財産用に不動産や金融商品を買うケースが多いけれども、絵画などを買う人もいましたね。
孫さんはソフトバンクの資金調達に利用してるんですね。関連当事者取引で公私混同とも見えるが、そこまでしなくてもいいものをしている点で公私との分け隔てなく人生をソフトバンクGに捧げているともいえる。
そういう経営者。