FPさえも騙された！悪質な海外ATM「手数料12％」の落とし穴
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海外で日本円で決済しては駄目です。
現地通貨一択。
現地の人が欲しいのは現地通貨か日本円かどちらか考えてみてください。
ほしくないはずの日本円を受け取ってくれることに隠されたコストを想像してみてください。海外でのカード利用では、現地通貨建がオススメです。日本人観光客向けにATMだけでなくショップでも円建で価格表示しているところがありますが、結構高い為替手数料を載せています。
業界では、現地通貨建ではなく、日本円などで表示して決済する方法をDCC（Dynamic Currency Conversion）と呼んでいます。欧州では、この不透明な為替手数料マークアップに対し、消費者には注意喚起を、アクワイアラとマーチャントには是正を求めています。
海外旅行では日本円建表示には十分注意してください。現金両替時の為替手数料を抑える最大の方法は当然ですが両替をしないことです。この記事の例だとスペインの空港でタクシー代を払うために300ユーロをATMから引き出したようです。何所の都市か明記されていないのですが大都市であればタクシーもカードで決済出来たと思います(乗車前に運賃見込みと共に確認して下さい)。
スペインでも特に田舎に行く場合にはATMを見つけにくいことも見越してある程度ユーロを現金を備えとして用意しておく必要はあるかもしれません。ただし市中のそこかしこに「銀行の」ATMが見つかる都市部の場合はなるべくカード決済で済まして現金は必要に応じて少額を引き出す方がよいと思います。
もちろん記事に書かれた注意点と為替手数料の安いカードを使うのは前提です。ソニー銀行が有名ですが日本だと他の選択肢は無いのかな。
ちなみに旅行と日常生活では直接の比較は出来ないのですが、スペインに暮らす人のおサイフに入っている現金の平均額は50ユーロを切っていたとどこかで統計を見かけました。
