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米FRB 追加利下げ決定 7月に続き2回連続

NHKニュース
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、金融政策を決める会合を開き、中国との貿易摩擦の影響などによるアメリカ経済の減速を防ぐため、追加の利下げを決定しました。FRBが利下げに踏み切るのは、およそ10年半ぶりの利下げを決めた7月の会合に続いて2回連続となります。
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予想通り。一時は0.5%の利下げとの意見も見られましたが、「予防的」な措置としては0.25%が妥当。トランプ大統領のツイートは過激ながら、既にお約束で、中央銀行の独立性を示すものとしてむしろ健全です。

年内のベースシナリオは12月にあと1回の利下げでしょう。一部では、11月、12月の連続利下げも期待されているようですが、長引く米中問題に地政学リスクも勃発する中で、利下げカードはできるだけ温存残したいところでしょう。

今日の昼は、先進国で最も手持ちのカードが少ない日銀の金融政策決定会合。会合後の総裁会見のトーンに注目です。
予想通りの利下げでした。ただ、声明文をみると、政策変更があったにもかかわらず、驚くほど文言が変わっておらず(いちおう設備投資を下振れ)、また先行きの経済指標の予想をみても、2019年のGDPは、6月対比上振れというなかで、とにかく下げた、という印象が強いです。
ドットチャートでは、年内さらにもう1回とする層が一番多く、来年以降はそのままステイ、というのが大方の見方のようです。

これから記者会見ですが、昨日の短期市場での金利上昇もあり、金利政策も重要ですが、バランスシート政策についてどのような見解がでるのか注目です(バランスシートがリザーブ需要の岩盤に達している可能性があり、今後QEという名前ではなく、バランスシートの拡大を目指すかもしれません)。
パウエル議長自体の発言をややハト派に傾けたことで、うまく見通しを片寄らせずに、市場の混乱を避けた印象です。
FRBが政策金利を0.25%引き下げを決定しました。7月に続く二回連続の追加利下げになります。
*前回時
【米FRB 政策金利を引き下げ 10年半ぶり】
https://newspicks.com/news/4105688

また、声明では追加緩和の可能性も示されましたが、年末までの追加利下げを見込む会合参加者は過半数に達していないとも。
https://s.nikkei.com/2V33wf6

ちなみに、先日はECBが3年半ぶりに利下げを決定しています。
【ヨーロッパ中央銀行 3年半ぶり利下げを決定】https://newspicks.com/news/4219902
製造業の景況感と就業者数の伸びに弱含み感が出て来ているのは間違いないですが、7月の利下げが企業心理の改善にそれほど繋がったようには見えません。FRBは大方の予想通り今回もまた0.25%の利下げを行ったわけですた、貿易戦争その他の政治リスクに対する警戒心をこの程度の利下げで払拭することができるのかどうか・・・ 難しそうな気がします。
トランプ大統領の主張に従って極端な利下げを行えば短期的に景気を刺激することはできるでしょうが、足元でインフレ率が2%を超えて上昇し株価も高い水準にあるなか、バブルを生じる懸念が拭えません。かといって、慎重に対応して米国が停滞局面に入れば、原因がFRBには対処できないところにあるとしても、トランプ大統領と市場から厳しい攻撃を受けるのは必至です。
政策金利がプラスを保ち、バランスシートのサイズもGDPの20%弱(ECB40%、日銀105%)で、日欧に比べまだ緩和余地を残すFRBはこの先どう動くのか。当然意見はわれるでしょう。中央銀行の独立性を一顧だにしない大統領との距離感を含め、パウエル議長も大変そう (・_・;)
予想されていた通りの利下げ。
発表を受けて、10年債利回りは1.74%→1.80%、ドル円は108.1円→108.4円という動き。0.25%以上の利下げのリスクを織り込んでいて、でも順当に0.25%だったのでそこが多少戻ったという感じだろうか。
なお、最近は1か月前と比較して1年以上の国債の利回りが0.2%くらい戻っていた(下記は米国イールドカーブ)。
https://jp.investing.com/rates-bonds/usa-government-bonds

なお、トランプ大統領は利下げ発表後に「またパウエル議長とFRBは失敗した。気合が足りない、センスもない、ビジョンもない!まったくもってコミュニケーションが下手」とこき下ろしTweetをしている…
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1174388901806362624
現在のデータで積極的利下げを支持するものが数多く並んでいるとも思われず、ビジネス投資の陰りも景気要因なのか(どう転ぶかわからない)通商政策の不透明さに起因するのかまだ判断できず、かつ利下げ余地が過去のサイクルに比べて小さいことを考えると、あるべき政策金利について見解が分かれるのも自然です。しかし結果として金融市場の利下げ期待に沿わない理由もなかったということでしょう。
 債券買い増しの再開と、長短金利のコントロールをどのタイミングでどう始めるのかが次のポイントになると思います。
マーケットもほぼ無反応なので、「バランス感覚のとれた利下げ」という評価だと思います。
ここからの為替の流れは読みにくいですね。利下げでアメリカ景気が持ち直せば、アメリカ=米ドルが強くなってドル高になる流れになるし、一方で金利差が縮小したともいえるので、円高に振れてもおかしくないし。

あと、またデジャブ的にトランプ大統領が米中の問題を蒸し返して、株暴落の流れもありそうだし。
既定路線、織り込み済みでサプライズはなし。連続での利下げ決定はさらなる追加利下げへの期待を醸成。政治的な配慮を否定してもなかなか言葉の額面通りに受け取られないのが難しいところ。