ストリーミングサービスが生み出した新たな音楽消費サイクルとは
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博報堂DYメディアグループのオリジナル調査『コンテンツファン消費行動調査2019』(2019年2月実施)の結果を見ると、最も支出喚起力が大きいカテゴリは「音楽」で、8,930億円となりました。特に、この音楽カテゴリの中でも支出喚起力が大きかったのは「音楽ライブ・コンサートへの参加」で、1,864億円。「音楽フェスティバルへの参加」の市場規模218億円と合わせると、ライブ・フェス(=音楽イベント)の市場規模は約2,000億円にものぼります。引き続き音楽市場は今後も盛り上がりを見せるでしょう。
近年盛り上がりを見せる音楽市場について、コンテンツファン消費行動調査2019のデータを用いて見ていきたいと思います。
注目のコメント
サブスクサービスは、パッケージで困難だったレーベルを跨いだオムニバス制作をプレイリストという形で簡単に実現出来る事に大きなアドバンテージがあります。
だから、フェスの開催と参加アーティストが発表になると、すぐ予習用のプレイリストが出てくるよね。
昔はフェスに行こうとしたときに、「でも知らないアーティスト多いしなぁ」と判断に迷った場面でも、プレイリストを聴いたら好きそうなアーティスト多いじゃん!(その逆も)の判断がつけやすい。
だから、フェス参加での失敗リスクは下がるし、むしろさらに期待を高めて参加出来るし、終わった後はセットリストがプレイリストとして公開されたりして、もうフェスに対する予習と復習の流れが出来ている。
結局の所、高額なフェスへ参加するためのハードルを下げた事がこの結果に通じてるのかも。>ストリーミングサービス利用者の2人に1人はライブ・フェスに参加している
>「新しいアーティストや楽曲に出会ったきっかけ」に、ストリーミングサービスを挙げている割合が高い
このデータは面白いですね。
まさに今の若年層のマーケティングの本質というか。。
デジタルを通して、コンテンツを早く安く届ける、そしてリアルな体験でマネタイズする、という考え方ですね。記事内では、ストリーミング→フェス の流れが書かれているが、個人的にはフェス→ストリーミング の流れを踏んでいる。
具体的には、フェスで知ったアーティストをストリーミングで検索して、より多くの曲を聴くといった流れ。
フェスの余韻に浸りながら新たなアーティストを深掘りするイメージ。